すずめの戸締りに【批判の意見】震災の描写がトラウマをえぐる

数目の戸締り 批判

上映開始から3日間で興収18億円のヒットとなっている新海監督の最新作「すずめの戸締り」。賛否両論の意見が飛び交っているのでSNSやネットの意見をまとめています。

「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締り」は隕石、天候災害、地震災害と厄災をテーマに取り扱った映画となるので災害にあった方には良い印象を与えていないようです。

映画を見た様々な反応を見ていきましょう。

本記事の内容

  • すずめの戸締りの心が痛むシーン
  • SNS、ネットの反応

結論として何かしらの自然災害に遭われた人は見ないことをお勧めします。

すずめの戸締り公式からも発表があった通り「地震」に関する映画なので「相応の覚悟」をして見にいきましょう。

割り切れる方は良いですが、映画館のような大きなスクリーンと音響を前にしてパニックになる恐れもありますし、心が痛むシーンが多い作品となっています。

すずめの戸締りに批判の声

筆者もスマホのアラーム音がない時代に地震を震源地で経験した一人。毎年各地で地震や水害が起こっていますので、長く日本で生きていれば遭遇することは珍しくないでしょう。

すずめの戸締りの批判シーンを振り返りながら皆さんの意見をまとめていきます。

  • 批判の多かったシーン
  • 評判の良い声
  • 直近で被害に遭われた方は見ない方がいい

順に見ていきます。

批判があった映画のシーン

問題のシーンは地震が発生するところで、スマホの緊急アラーム音が鳴ります。現実世界のアラーム音とは違う音を使用していますが震災を経験している人には辛いかもしれません。

劇中では何度もこのようなシーンがあり胸が苦しくなる方もいるかもしれません。SNSでも多くの声を目にすることができます。

東日本大震災は2011年3月11日に発生。10年以上の時が経っています。今30代以降の方達は記憶に新しいことかもしれませんが、10代や20代前半の人から見ると「記憶にすらない昔のこと」と受け取る人も多いでしょう。

デートや気の合う友人と映画を観に行く若い世代は、地震のことを何とも思わずに見られる人が半数をこえているのが現状です。

やはり地震経験者からするとキツイ映画内容となっているようです。批判の声が上がってもおかしくはありません。

無理に映画を見にいかず、配信を待つのが得策と言えます。

すずめの戸締り公式から注意喚起はあったものの、実際の映画では震災の描写が何度もあり、心が痛むシーンがいくつもあるようです。

トラウマがあったり、被害に遭われた方が一人で見に行くのは必ず避けましょう。

天気の子が微妙だった層にはウケる

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新海誠の前作映画でもある「天気の子」が微妙だった層からは今回の「すずめの戸締り」はウケがいいです。

天気の子の日本興行収入は140億円を超え、2019年の興行収入ランキングでは1位を獲得した大ヒット作品となっています。ですが、批判的な意見を持つ方もいました。

天気を100%晴れにするヒロイン役の「陽菜」や「雨が降り止むことのない世界」という水害設定が印象的な作品です。

天気の子の微妙な意見

  • 主人公の男の子にモヤッとする
  • 展開が唐突
  • ラストシーンが意味不明

特にラストシーンは雨が降り止むこともなく、東京の街の半分が水没したまま「僕たちは、きっと大丈夫だ」といって終わります。

急展開や謎の多いシーンが多く取り扱われた「天気の子」が面白くなかった人たちには「すずめの戸締りは」好印象のようです。

同じような感想を持つ方も多いです。「天気の子が面白くなかったからすずめの戸締りは見なくていいや」と思っている人にこそ見て欲しい作品と言えます。

Amazonプライムでは天気の子を無料で見ることができますので、すずめの戸締りを見に行く前に振り返るのも良いでしょう。

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良い評判の声

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悪い評判もありますが、もちろんいい評判も多いです。全体を通しての感想は以下のような感じでした。

  • 映像が相変わらず美しい
  • 震災をエンタメにしている凄さを感じる
  • 重い話だけど面白い
  • 声優が良かった(棒読みがいない)
  • すずめが可愛い

「面白いけど震災がテーマだから一言で面白いとは言えない」という感想が多くありました。

展開は早いけど「天気の子」と比較すると話がストレートでわかりやすいという意見も印象的です。

「天気の子」がモヤっと終わるのに対して「すずめの戸締り」はキレイに終わるので、すっきりとした状態で映画館を後にすることができます。

震災をテーマにしてもエンタメにできるクリエイターとして新海誠監督を称賛する声もあります。

「居心地の悪い面白さ」という表現はすずめの戸締りに合っていると感じます。

世界でも上位に位置する「地震の多い島国、日本」の抱える震災というテーマで重い空気にはなりますが、ストーリーと終始キレイなアニメーションで映画自体は面白いことは間違いないです。

被災者は見ない方がいい

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SNSの批判の声を見ているとやっぱり被災した方には辛い内容となっています。以下に地震のシーンがどれほど出てくるのか、どんな演出があるのかまとめています。

地震の演出
  • 緊急地震速報が10回ほどある
  • 始まり早々から地震発生
  • 損壊した街の描写がある
  • 3.11の表記が出る

SNSの声も合わせてみていきましょう。

岩手で映画を観ていた人の中には途中退出する方も多かったようです。被災者の感情もリアルに再現されているので被災された方は堪らない思いをしたことでしょう。

地震の映画だということは事前にわかっていることなので覚悟の上で挑む必要があります。

緊急地震速報シーンで本当の地震が来たという人もいました。2022年11月14日 18時20分頃に福島県、茨城県を中心に震度4の地震が発生していました。

思わず泣いてしまう人もいたようです。

批判の声はあるけど面白い

まとめ

すずめの戸締りも新海誠作品の真骨頂と言える「厄災を絡めたストーリー」「男女の恋愛模様」「キレイなアニメーション」は健在でした。

地震被害の多い日本で震災を題材としていることから批判の声もありますが、映画としての評価は高いです。想像よりも地震のシーンが多いと感じるので被災された方は心の準備をしてから挑む必要があります。

新海監督の今までの大ヒット作と比較すると「君の名は。」と「天気の子」の間くらいの評価と言えるでしょう。ファンとしては観ておいて損はない作品です。

これを機にAmazon primeなどで前作を見返しておくのも良いかと思います。

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