すずめの戸締りと魔女の宅急便の類似点は?すずめとキキの関係

すずめの戸締まりと魔女の宅急便

「すずめの戸締まり」は宮崎駿監督のジブリ作品である「魔女の宅急便」の影響を強く受けていると新海誠監督が明かしました。

 

本記事では魔女の宅急便とすずめの戸締まりにはどんな関係性があるのか見ていきます。

本記事の内容

  • 新転地での心の成長
  • キキとすずめは同じ少女
  • 少女から大人の階段を登る
  • トンボとは恋なのか友情なのか

深海監督が言っていた内容は以下の通り

 

  • 魔女も出てこないし
  • デリバリーもしない
  • 話の構造も違うし
  • キャラクターも違う

でも映画を観終わると「ああ、魔女の宅急便に似ている」と気づくそう。要するに映画中に魔女の宅急便のニュアンスが取り込まれているということですね。

記事の後半では本編に触れない程度にネタバレも含んでいます。すずめの戸締りと魔女の宅急便の関係性を見ていきましょう。

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すずめの戸締り 小説
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すずめの戸締まりと魔女の宅急便の関係

こちらのインタビュー動画「12:50」あたりから会見では語らなかった秘密を暴露しています。

風景やキャラクター、魔女の宅急便の作品を切り取ったり真似するというわけではない

と深海監督が語っています。その秘密が「魔女の宅急便」の影響を受けているということ。ということはニュアンスを取り入れると予想できますね。

 

すずめの戸締まりニュアンス予想

  • 世界観が一緒
  • ジジとダイジン
  • 女性の成長を描く
  • 少女から大人へ成長
  • 葛藤と魔法が使えなくなるシーン
  • トンボとキキを再現
  • 音楽をよく聴こう

人間関係やキキの成長を模倣するのではないかと予想。キキは作品中で多くのことを学び心が大人へと成長していきます。

世界観が似てる

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すずめの戸締りと魔女の宅急便を比較してみると「海に面している街並み」や「丘を下る感じ」の世界観が似てるんですよね。

家の建物が似てるとかではなく、高低差のある街並みや海の感じの地形が似ているなと感じます。

ジジとダイジン

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すずめと草太を椅子に変えた「ダイジン」とキキの相棒の黒猫「ジジ」がなんか似てるんです。他にも色々な点がジブリ感を強くしています。

椅子に変えられた閉じ師の「草太」はハウルの動く城に出てくる魔法で変えられたカカシなどの設定に似ています。

全体の雰囲気や年頃の「少女とネコ」の絡みも魔女の多急便を連想させます。

女性の成長を描く

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スタジオジブリ

魔女の宅急便には様々な年齢の女性が登場します。すずめも17歳の少女となっていますので、少女が大人への階段を登る成長を表現するかもしれません。

魔女の宅急便の登場人物

  • キキ(13歳)
  • ウルスラ(絵かきの子)18歳
  • おソノさん(26歳)
  • キキのお母さんコキリ(37歳)
  • 老婦人(70歳)

魔女の宅急便ではトンボやおソノさんのご主人以外はあまり登場していないです。特に女性の登場シーンが多い作品となっていますので、「ずずめの戸締まり」でも再現される可能性があります。

おソノさんとすずめの戸締りで登場するスナックのママの世話焼きな雰囲気が似ているところもあります。

少女から大人へ心が成長していく

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キキは13歳の子供から大人へと変わっていく思春期のお年頃。作品中では様々な心の成長が垣間見えます。

  • 一人前の魔女への修行の旅
  • 新転地でのワクワクとドキドキと不安
  • 恋の予感
  • 魔女と普通の女の子とのギャップを感じる場面

主人公のすずめは17歳なので高校生。キキは現実世界では中学生になります。

年齢は違えど大人の女性へと成長していく大切な時期。すずめの戸締まりではキキのように「心の成長」を感じれる場面も多いことでしょう。

葛藤と魔法が使えなくなるシーン

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キキがジジの言葉を理解できなくなったり、魔法が使えなくなるシーンは魔女の宅急便の中でも1番の見どころ。

思春期の頃は物事がうまく行かなかったり、精神的に不安定な時も多いですよね。こんな少女の不安定な感情もすずめの戸締まりでは再現されるかもしれません。

魔女の宅急便ではこんな少女の葛藤がうまく描かれています。改めて魔女の宅急便を思い返すと「本当に名作」だったなと思わされます。

【トンボとキキ】を再現するか?

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作品が後半に進むにつれてトンボとキキ仲が深まっていきます。新しい土地で出会った少年との「恋心なのか友情なのか」すれすれのところがもどかしく描かれていましたよね。

 

すずめの戸締まりでも扉を探している少年が突然現れる設定となっています。

 

  • 新しく出会った何故か気になる少年
  • 好意なのか、ただ気まぐれに誘われているだけなのか
  • 鈍感なトンボ

魔女の宅急便の後半ではトンボが出演するシーンが多くなってきます。パーティに誘ったり、一緒に自転車に乗ったり、落下するトンボを助けたラストーンなどなど見どころが沢山。

 

中学生くらいの時には誰にでもある「恋心なのか友情なのか」という少女から女性への心の変化もうまく表現されるかもしれませんね。

 

ここからは若干のネタバレになってしまうかもしれないので、これから劇場に行く人は閉じてください。

作中の音楽をよく聴こう

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筆者は映画を鑑賞済み。なので魔女の宅急便との関連性もわかっています。

 

まだすずめの戸締りを見ていない人がいるかもしれないので若干のネタバレだけお伝えします。「作中の音楽に関係があります」。関係性というよりはモロなので普通に映画を観ていれば必ず気づくはず。

 

「上の画像と音楽」というヒントだけお伝えします。勘のいい人は気づくかもしれませんが・・・

 

劇場で「ああ、これか」と思ってもらえればいいです。楽しみにとっておきましょう。

すずめの戸締まりは少女の成長を描く映画

まとめ

深海監督は魔女の他急便の影響を強く受けていると語っています。

 

「設定やキャラクター、風景などが似ているわけではない」と言っているので、少女の成長や心の葛藤を描くシーンが魔女の宅急便のキキに似ているのではないかと思われます。

 

「君の名は。」でも二人の強い恋心が描かれていたので「すずめの戸締まり」でもキュンと来るシーンがあるかもしれませんね。

 

まだ全く全貌は公開されていませんが、ストーリーは全く別物なので人間関係を描く様にニュアンスが感じれれる作品に仕上がっていることでしょう。

U-NEXT blankで冒頭12分を大公開と新開監督特集やっています。

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